2011年7月6日

World of Paper

ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6, FourThirds Adapter MMF-1
©HEAVENSTEPS


知の結集点と思っていた大学だが、未だに「紙」に「手書き」で休講のお知らせ。
たぶん、130年間、全く変わってないのでは。

「学年は九月十一日に始まった。三四郎は正直に午前十時半ごろ学校へ行ってみたが、玄関前の掲示場に講義の時間割りがあるばかりで学生は一人もいない。自分の聞くべき分だけを手帳に書きとめて、それから事務室へ寄ったら、さすがに事務員だけは出ていた。講義はいつから始まりますかと聞くと、九月十一日から始まると言っている。すましたものである。でも、どの部屋を見ても講義がないようですがと尋ねると、それは先生がいないからだと答えた。三四郎はなるほどと思って事務室を出た」(「三四郎」夏目漱石)
 

Yasuda Auditorium

変わったのはこの講堂か。私がここにいたときは、学生紛争(続いてた頃じゃないよ!)の「なごり」で、内部は荒れ放題、式典など開ける状況ではなかった。そういえば、今では「立て看」もないしさ(笑)、男子も女子も(ある程度は)アカ抜けてるし......

Faculty of Law & Letters Bldg.2
ひんやりとした法文の通路。猛暑でもここだけは涼しいよ。